【痔・卒業への近道】便秘を治せば痔も治る!それぞれの解消法を解説!

「辛い痔を何とかしたい」と考えているそこのアナタ、便秘が原因で痔を引き起こしていることが多いって知っていましたか?そう、便秘を治せば痔が治る可能性が高いんです。そこで便秘解消方法はもちろん、排便時の注意点などを詳しく解説していきます。

肛門の敵は便秘だった!

痔の主な原因の一つに便秘があります。ではなぜ便秘が痔を引き起こすのかというと、便秘になるとどうしてもいきむ時間も長くなりますよね。

実はいきんでいるときの腹圧は、脳の血管なら破れてしまうくらい強い圧が肛門にかかっているため、痔を引き起こしてしまいます。また便秘でカチカチになった便が、肛門の粘膜を傷つけることも痔ができる原因の一つ。そこで便秘を解消するためにはどうすれば良いのか、改善法や解消法を徹底解説!

さらに便秘から引き起こされる痔の種類や、便秘のタイプも紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

便秘で引き起こされる2つの痔

便秘が原因で引き起こされる痔には主に「イボ痔」と「切れ痔」があります。では2つの痔を詳しく紹介していきましょう。

イボ痔

いぼ痔とはその名の通り肛門にいぼのようなものができる症状で、主に「内痔核」と「外痔核」の2種類あります。

【内痔核】

内痔核とは歯状線(肛門の縁から約2cm内側にある境界線部分)より内側にできる痔です。痛みなどはほとんどないですが、排便時にイボが傷つき出血したり症状が進むと肛門の外に飛び出すことがあります。

【外痔核】

外痔核は歯状線よりも外側にできる痔で、指で触って確認することが可能です。外痔核は神経が通っているため痛みがありますが、出血はほとんどありません。

切れ痔

切れ痔とは肛門の皮膚が切れてしまったり裂けたりした状態のことを言います。切れ痔は排便時に激しい痛みと出血を伴うのが特徴で、排便した後もしばらく痛みが続くことも珍しくありません。また症状が悪化すると腫瘍やポリープができてしまい、肛門が狭くなってしまうことがあります。

【肛門に優しく】5つの改善法

では便秘による痔を改善するためにはどうすれば良いのか、詳しく紹介していきます。

スムーズな排便

痔を改善するためにはスムーズな排便が不可欠です。そんなスムーズな排便を行うためには、実は便の状態も重要なポイント。ではどんな便が良いのかというと

  • 太くて柔らかく、バナナのような形をしている
  • 水分は便の量の60~80%程度で、チューブ入り歯磨き粉くらいの硬さ
  • 便の色は茶色や緑色をしている
  • あまり臭くない
  • トイレの水に浮く

などです。逆に水分を失いカチカチになってしまった便や、水模様の便(下痢)は肛門の粘膜を傷つけるためよくありません。ではスムーズな排便を行うためのポイントを見ていきましょう。

腸内環境を整える

腸内には

  • 腸内環境を整え便秘や下痢などの症状を緩和してくれる「善玉菌」
  • 腸内環境を悪化させ便秘や下痢を引き起こしてしまう「悪玉菌」
  • 自ら悪さはしないが強いものの見方をする「日和見菌」

の3種類の菌が住んでいます。健康な人の場合善玉菌20%程度、悪玉菌10%程度、日和見菌70%の割合でいるんですよ。ただストレスや生活習慣の乱れで悪玉菌が増えてしまうと腸内環境が一気に悪化してしまい、便秘や下痢を引き起こしてしまいます。悪玉菌を減らし善玉菌を増やすためには、善玉菌を増やす食生活はもちろん、生活習慣を見直すことも大切です。

便意を我慢しない

特に外出先などで便意を感じても、我慢してしまう人が多いのではないでしょうか。そもそも腸に便が溜まると、脊髄を通じて脳の中枢神経に情報が行くことで便意が生じます。

でも便意を無視し続けていると、腸に便が溜まったという情報が脊髄で止まってしまうようになるため、便意を感じにくくなってしまうのです。そのため便意を感じたら、すぐにトイレに行くようにしましょう。

ふんばり過ぎない

便秘の時便が硬くなってしまっていることから、思いっきり踏ん張ってしまう人も多いですよね。でも冒頭でもお話しした通り、いきんでいるときの腹圧は200㎜Hg以上とかなり肛門に負担が掛かってしまいます。そうすると肛門が切れたり裂けたりして切れ痔の原因になりかねないため、あまり力まかせにふんばるのは避けましょう。

長時間座りっぱなしにしない

少しでも早く便秘を解消しようと、ついついトイレに長居してしまうという人も多いのでは?中には数十分トイレから出てこないという人もいるでしょう。でも長い時間トイレにいると、その分肛門に負担が掛かってしまいます。ですので大体2~3分程度を目安にし、出ない場合は一度トイレから離れましょう。

お酒タバコ、香辛料はほどほどに

お酒やタバコ、香辛料の強い料理を好む人もいますよね。でも多量のお酒は胃腸にダメージを与えたり、利尿作用で体内の水分を奪ってしまい、便が硬くなってしまうんですよ。タバコはニコチンの影響で血管が縮小し、腸に十分な栄養が行かず動きが鈍くなってしまいます。香辛料はその刺激で肛門などの粘膜を傷つけてしまうことがあるのです。

ただしお酒には血行を促進したり腸内環境を整える食物繊維が含まれているため、少量ならば逆に便秘解消に役立ちます。そのため多量に摂取することは控え、ほどほどに摂取するようにしましょう。

【あなたはどれ?】3タイプの便秘

便秘には3タイプあることをしっていますか?ではそれぞれのタイプを詳しく解説していきますので、自分がどのタイプに当てはまるのかチェックしてみましょう。

弛緩性便秘

弛緩性便秘とは便を押し出す力が弱いため、便秘になってしまう症状のことを言います。実は便秘の中でもこの弛緩性便秘の人が一番多く、特に女性や高齢者に多いんですよ。弛緩性便秘の主な原因は

  • 大腸を動かす筋力の低下や内臓と垂れ下がり
  • 過度なダイエット
  • 便の水分不足

などがあります。

直腸性便秘

直腸性便秘とは、便自体は直腸まで運ばれているのに、肛門付近に何らかの障害がありうまく排便ができない症状のことを言うんですよ。直腸性便秘の原因には

  • 便意があっても我慢してしまう
  • 痔などができている
  • いきむときに肛門を締める癖がある
  • 老化によって便意をもよおす神経が鈍っている

などがあります。これらの原因で脳にうまく便が溜まっていることを伝えられなかったり、無意識に肛門を締めてしまうことで便秘になってしまうのです。

けいれん性便秘

けいれん性便秘とは、主にストレスが原因で起こる便秘です。ストレスを感じると自律神経が乱れるため、腸内が正常に働かなくなってしまいます。その結果便を押し上げる力が強くなりすぎたりして、けいれんを起こしてしまうんですよ。またけいれん性便秘は、便秘や下痢を繰り返したり、激しい下腹部痛があるのも特徴の一つになります。

【毎朝スッキリ】4つの解消法

便秘を解消するためにはどういった方法があるのか、詳しく解説していきます。

食生活の改善

便秘を解消するためには食生活も重要です。ではどんな点に気を付けて食事を行なえば良いのか、詳しく説明していきます。

水分をたっぷりとる

便秘のときの便は、水分がなくなってしまいカチカチになっていることも多いです。カチカチになった便は大腸の中で動きずらくなっていることから、スムーズに排便できません。そんなカチカチの便を柔らかくする方法が、水分を取るということです。水分を摂取することで硬くなってしまった便が柔らかくなり、スムーズに排便されるようになります。

摂取する水分はミネラルウォーターがオススメ。特にマグネシウムが入ったミネラルウォーターは腸の働きを促してくれるんです。また飲むタイミングですが、2~3時間おきくらいのペースでコップ1杯分程度の水分を摂取するようにしましょう。

食物繊維をとる

食物繊維は善玉菌のエサになったり、有害物質を体外に排出する働きがあることから、便秘に効果的な食べ物です。そんな食物繊維を多く含む食べ物には、ごぼう・ブロッコリー・ほうれん草などの野菜類、ワカメなどの海藻類などがあります。ただし食物繊維は便の量を増やす働きがあるため、逆に停滞する便の量が増えてしまい便秘が悪化してしまうこともあるので、食べ過ぎには注意しましょう。

善玉菌を増やす

腸内環境を整え便秘を解消するためには、善玉菌自体を増やすことも大切です。では善玉菌を増やすためにはどうすれば良いのかというと

  • 善玉菌の一種、ビフィズス菌や乳酸菌が多く含まれている食材を食べる…乳酸飲料・ヨーグルト・ぬか漬け・キムチなど
  • 善玉菌のエサとなるオリゴ糖やグルコン酸を多く含む食材を食べる…はちみつ・バナナ・大豆など

などを行いましょう。

朝イチの排便の習慣

朝一番に排便をする習慣をつけることで、自然と便秘も解消されます。でも急に朝から排便しろと言われても難しいですよね。そんな人は

  • 朝早く起きてトイレに座る時間を作る
  • 朝起きてすぐに牛乳や水を飲んで腸に刺激を与える
  • 朝食をしっかり食べ、腸を動かす。
  • 便意を感じたらすぐトイレに行く

などを行うと、自然と朝便意をもよおすようになります。

適度な運動

運動不足になるとお腹の筋力が衰えてしまい、排便時に便を押し出す力が弱くなることから便秘になりがちです。そのため特に腹筋を鍛える筋トレを行いましょう。でも腹筋を鍛えるのって結構大変ですよね。そこで誰でも簡単にできるトレーニング方法を紹介します。

【やり方】

  1. 仰向けになり、両手を交差させ肩におきます。
  2. 膝が90度になるまで足を持ち上げましょう。
  3. 上半身を少し起こし、膝と頭を近づければOK。

この方法を10回程度行えばOK、体力のあまりない女性でも無理なくできます。

またウォーキングなどの運動もストレス発散になるため、便秘解消に一役買ってくるんですよ。

漢方薬や便秘薬

色々試しても便秘が治まらないときは、漢方薬や便秘薬を使うのも一つの手です。漢方薬や便秘薬のメリットは、手軽に便秘を解消できること。また便秘の症状に合わせて薬を選べたり、ストックしておけるのも嬉しいですよね。

ただし、漢方や便秘薬には副作用が出ることがあります。主な副作用には、腹痛・吐き気・下痢などです。また薬によっては子宮伸縮を起こすものもあるため、妊娠中の人は医師に相談したうえで服用しましょう。ちなみに便秘薬などは夜寝る前の空腹時に飲むと、朝一番で便意が起こるためオススメです。

【女性外来も登場】病院も活用しよう

辛い痔を克服するためには、便秘の解消が不可欠です。そのため今回紹介した方法を参考に、便秘解消を目指してみてください。ただしいろいろ試しても便秘が解消されない、痔が治らないという人は病院を受診してください。

でも肛門科に行くのはかなり勇気が必要です。でも最近は女医さんがいる病院や、女性専用外来なども増えてきています。女性しかいなければ、恥ずかしさも少しは和らぎますよね。また病院を早めに受診することで、治療や通院期間も短く済むことも多いです。ぜひ女性外来をうまく利用して、早期改善を目指しましょう。

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