かゆい?痛い?!痔ろうの症状と対処法

肛門が痛いし出血する、膿みたいなのが出てきたなどの症状がある場合、痔ろうの可能性があります。「痔ろう?何それ?」と思った人も中にはいるでしょう。そこで痔ろうの症状や原因、治療法まで痔ろうの全てを徹底解説していきます。

心配なお尻の不快感って痔ろう?

男性に多い肛門疾患の一つ「痔ろう」。「痔ろう」の初期は肛門の奥に細菌が入り込んで膿がたまってしまうことでなる、「肛門周囲膿瘍」です。その肛門周囲腫瘍が悪化し溜まった膿が皮膚を突き破り、トンネルのような通り道ができることを「痔ろう(穴ろう)」と言います。痔ろうは放っておくと悪化してしまい、また自然治癒はできないと言われているため、適切な治療を受けなければいけません。そんな痔ろうの原因や気になる治療法、症状などを詳しく解説していきますのでぜひ参考にしてください。

【チェック】7つの初期~後期症状

痔ろうになるとどんな症状が現れるのか、詳しく見ていきましょう。

かゆみ

痔ろうの初期症状の中でも、まず最初に感じるのがかゆみです。痔ろうは肛門の奥に細菌が入り込むことで、炎症を引き起こします。この炎症がかゆみとなって現れるんですよ。また人によっては違和感程度にしか感じない人もいます。おしりにかゆみや違和感がある程度であれば、痔ろうはまだ初期段階と言えるでしょう。

痛み

最初はかゆみ程度だった症状も、炎症が悪化してくるにつれだんだん痛みを伴うようになってくるんですよ。最初は排便時などに痛みを感じるようになるのですが、排便時の痛みは肛門の奥にできたしこりに触れることで痛みが生じます。

その後症状が進みお尻が熱を持って腫れる頃には、かなり強い痛みに襲われることが多いです。

ここまで症状が進むと歩くたびに激痛が走ったり、まっすぐ歩くことも困難になることから、日常生活に支障が出ることも珍しくありません。

しこり

細菌が入りこみ肛門の奥に膿が溜まるのですが、症状が進み細菌が増殖するにつれて膿も増えてきます。膿がどんどん増えることで膿の袋が大きくなり、外からも見えるようになるんですよ。この大きくなった膿の袋が「原発巣」と呼ばれるしこりになります。ちなみにしこりは触ると痛いです。

熱をもって腫れる

お尻全体が熱を持って腫れてしまうのも、痔ろうの症状の一つです。痔ろうの症状が進むと細菌がどんどん増殖し、炎症がひどくなります。炎症がひどくなることでお尻全体が腫れて熱を持ってしまうんですよ。また炎症がひどくなると、38度以上の高熱が出ることもあります。これらの症状が出ているときは痔ろうもかなり進行していると考えられれるため、早急に病院を受診することをお勧めします。

肛門周辺から膿が出る

炎症がかなり進み膿が大量に溜まると、溜まった膿が皮膚を突き破り肛門周辺から大量の膿が出てくるようになるのです。また膿に血が混じることもまれにあります。一度皮膚が突き破られると膿が出続けるようになるのですが、ここまでくると肛門周囲膿瘍を通り越し痔ろうにまで発展してしまっているんですよ。ただ膿を大量に出すことで痛みなどは若干治まりますが、このまま完治することは無いためすぐに病院を受診し適切な処置を受けましょう。

発熱や倦怠感など風邪っぽい

痔ろうの初期症状の一つに、発熱や倦怠感などの症状が現れることもあります。これらの症状は風邪と同じように、体に侵入した細菌を体がやっつけようと免疫機能を活性化させることで起こっているんですよ。また発熱は微熱のことが多いですが、中には38度以上の高熱が出ることもあります。これらの症状は風邪とよく似ているため、痔ろうとは気づかないことも多いです。

腰痛

痔ろうと腰痛、一見まったく関係なさそうですよね。でも痔ろうは腰痛を引き起こす原因の一つ。そもそも腰痛は1日中座りっぱなしや長時間同じ姿勢をしている人など、腰の筋肉をあまり使わない人に起こりやすいです。腰の筋肉をあまり使わないと、筋肉が弱り血行が悪くなってしまうことから腰痛を引き起こしてしまいます。

痔ろうになると肛門周辺の筋肉が弱ってしまうことから血行が悪くなり、腰痛を引き起こしてしまうんです。また長時間座った状態などは、肛門周辺の血行が悪くなることから痔ろう自体も引き起こやすくなるため、定期的に立って動くなど対策を取るようにしましょう。

なんで起こる?痔ろうの原因

痔ろうの原因ですが、実ははっきりとわかっていないことも多いんです。ただ下痢になりやすい人が多いことから、下痢が原因ではないかと言われています。下痢になると肛門の奥にあるくぼみ(肛門陰窩(いんか))に便が入り込みやすくなることから、細菌に感染しやすくなると考えられているんですよ。

また肛門陰窩が元々深い人、疲れやストレスなどで免疫力が低下している人などは、ちょっとした細菌でも炎症を起こしやすいため感染しやすくなります。他にもクローン病も痔ろうの原因の一つ。なぜならクローン病は肛門や肛門管にも腫瘍ができやすいうえ、下痢も起こしやすいからと言われています。これらの原因によって痔ろうは引き起こされていると考えられているんですよ。

しっかり根治!痔ろうの治療法

痔ろうは自然治癒はできないので、完治を目指す場合は手術になります。では詳しい手術内容を紹介していきましょう。

開放術式

開放術式は痔ろうのトンネル部分を切開し、皮膚の外に出してしまう手術です。主に痔ろうが浅く単純な場合に用いられます。再発する確率は1~2%とかなり低めですが、手術後に肛門が変形してしまうこともあるのでその点はデメリットと言えるでしょう。開放術式は比較的簡単な手術ということもあり日帰りで行えますが、完治までには約3ヶ月程度かかります。費用は病院によって違いがありますが、大体3割負担で2~4万円程度です。

くりぬき法(括約筋温存術式)

痔ろうのトンネル部分をくり抜いて取り出す方法です。くり抜いた後は最初に感染した部分を縫い合わせます。切開しない分肛門が変形するリスクは少なく、治りも早いのが特徴です。ただ化膿しやすいため、再発率は約15%と他の手術方法に比べると高めになります。入院期間は2日~2週間程度、費用は3割負担で3~6万円程度のところが多いでしょう。ただしプラスで入院費が必要になります。

シートン法

痔ろうのトンネル部分をゴムを通し、通したゴムを徐々に縛っていくことで切開していく方法です。痛みや筋肉への負担も少なく再発率も低いですが、完治までに4~12ヵ月程度かかってしまいます。また高い技術が必要となる手術なので、手術を受けられる病院が限られているのもネックの一つと言えるでしょう。シートン法は日帰り手術の場合が多く、費用は3割負担で2~4万円程度で受けられます。

ヘルプ!今ある痛みの解消法

痔ろうで激痛が走り、今すぐに病院に行きたいけれど夜間や休日などで病院が開いていないこともあるでしょう。そんな時痛みを和らげるための応急処置方法を紹介しましょう。ただし、これから紹介する方法はあくまで応急処置に過ぎません。必ず後から病院に行くようにしてください。

冷やす

通常の痔などの場合、患部を温めることで痛みが和らぐことが多いです。でも痔ろうの場合細菌による炎症が原因で痛みが起こっているため、温めてしまうと逆に炎症を広め痛みを増やしてしまいます。そのため炎症を抑えるためには冷やすことが大切なので、水で濡らした冷たいタオルなどを使い患部を冷やしましょう。

体勢

痛みが強いとついつい肛門に力が入ってしまい、痛みが増してしまうことがあります。そんな時は肛門に負担が掛からないよう横向きに寝て、全身の力を抜くよう意識ましょう。横に寝るときは足を軽く曲げておくと、肛門に力が入りにくいのでお勧めです。

市販薬

市販薬を使うのも一つの手。なぜなら炎症を抑えるなどの効果が期待できるため、痛みなどの症状が和らぐのはもちろん、悪化も防ぐことができるからです。特に炎症を抑える「リドカイン」、治りを早くしてくれる「アラントイン」などが配合されているものが良いでしょう。ちなみにお勧めは「ボラギノールa」です。ボラギノールaは痔専用の薬で、有効成分にリドカインやアラントインはもちろん、炎症や腫れを抑え痛みを和らげる「プレドニゾロン酢酸エステル」なども配合されています。

 

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心配ならばきちんと病院へ

痔ろうは放っておくとどんどん悪化してしまい、場合によっては日常生活が困難になるほどの激痛を伴うことも珍しくありません。また完全に治したいのであれば、病院で手術を受けるしか手はないのが現状です。ただデリケートな場所なので、中々病院に行く勇気が持てない人も多いでしょう。でも痔ろうは遅かれ早かれ病院には必ず行かなければいけないので、ちょっとでも気になる症状があれば勇気を出して病院を受診するようにしてくださいね。

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